プログラム
みずしま滞在型環境学習コンソーシアムのプログラム
日本近代の開発によって作られた街である水島では、さまざまな社会課題を学ぶことができます。1箇所で環境・平和・災害・福祉を学べます。倉敷の美観地区に近く、組み合わせることも可能です。
料金について
受け入れ費用 |
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所要時間 | 1コース 2.5時間程度 組み合わせ可能 |
最少催行人数 | 1人 |
最大催行人数 | 1コース 40人(コースの組み合わせにより、最大200人程度可能。要相談。) |
事前・事後学習 | 各回15,000円 |
その他 | 施設使用料・バス代・乗船代については、別途実費が必要となります。 |
お申し込み |
プログラム一覧
みずしまの過去から学ぶ
開発
みずしまの過去から学ぶ
開発と地域社会について学ぶコース
見学先
旧中山家住宅
概 要
連島には大正3~4年頃に建設された旧中山家住宅があります。久原財閥の番頭だった中山説太郎の邸宅で、水島コンビナートの企業誘致について議論をした場所でもあります。古い町並みが残る連島から、開発と地域社会の関わりを考えます。
平和
みずしまの過去から学ぶ
平和と多文化共生について学ぶコース
見学先
亀島山地下工場
概 要
水島には岡山県最大級の戦争遺跡・亀島山地下工場があります。軍用機の製作所が空襲を避けるために作られた秘密の工場です。工場を掘ったのは朝鮮人労働者です。戦争遺跡を体感し、平和と人権の大切さを学びます。
●水島Bサイド「戦争遺構巡り平和を考える」
内容/亀島山地下工場の概要説明と見学の様子
災害
みずしまの過去から学ぶ
開発と災害・防災を学ぶコース
見学先
板敷水門、千人塚
概 要
高梁川の河口部に位置する倉敷は、新田開発が活発でした。新田開発は干拓によって行われ、その樋門となった板敷水門(日本遺産)が残されています。また干拓地ゆえにおこった、台風の高潮による明治17年の水害の無縁仏を埋葬した千人塚を訪問します。
●水島Bサイド「みずしま干拓ヒストリー」
内容/先祖が板敷水門の管理をしていた地域の方が、板敷水門と千人塚を紹介。
工業
みずしまの現在から学ぶ
環境問題と産業の変化を学ぶコース
見学先
萩原工業株式会社または水島港(コンビナートクルーズ)
概 要
もともとはイグサの産地として有名だった倉敷。イグサを使った花ござ産業から、石油製品であるブルーシート製造に転換した萩原工業株式会社は水島の変化を体現しています。また、コンビナートクルーズを展開することも可能です。
●水島Bサイド「水島コンビナートクルーズ」
内容/倉敷古城池高校生の解説による水島コンビナートクルーズの様子
まちづくり
みずしまの現在から学ぶ
まちづくりに取り組む人たちに会い学ぶコース
見学先
水島地域のまちあるき(看板設置場所)
水島ガッツリマップ
概 要
水島には、元気に街づくりに取り組んでいる人がたくさんいます。商店街は以前に比べれば少し寂しくなっていますが、まちを再び活性化するためにはどうしたらよいかの課題に直面しています。まちを歩きながら、地元の人たちと一緒に考えましょう。
●水島Bサイド「時代が溶け合う街」
内容/水島商店街の様子と、商店街で店舗を経営する方々へのインタビュー。
福祉
みずしまの現在から学ぶ
子どもの居場所づくりを学ぶコース
見学先
ハルハウス(水島こども食堂ミソラ♪)
概 要
貧困や障がいなど、人生で困って孤立する場面に遭遇することは少なくありません。そのような状態になった時に、救いの手となるのが「居場所」です。子ども食堂の活動から、助け合いの力を学びます。
環境対策
みずしまの現在から学ぶ
環境監視の仕組みを学ぶコース
見学先
倉敷市環境学習センター、倉敷市環境監視センター
概 要
行政による環境対策の一つとして、環境の監視があります。コンビナートを有する倉敷では、水島地域を中心に常時監視を行い、大気汚染の状況を把握しています。持続可能な開発のための、行政の役割を学びます。
講師紹介
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古川 明
Akira FurukawaMPMラボ
みずしま滞在型
環境学習コンソーシアム会長 -
塩飽 敏史
Toshifumi Shiwakuみずしま財団
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福田 憲一
Kenichi Fukudaみずしま財団
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藤原 園子
Sonoko Fujiwaraみずしま財団
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井上 正貴
Masataka Inoueハルハウス
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吉田 淳一
Jyunichi Yoshida萩原工業株式会社
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村田 秀石
Syuuseki Murata亀島山地下工場を語りつぐ会
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吉田 弘実
Hiromi Yoshida亀島山地下工場を語りつぐ会
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岡山県立
倉敷古城池高校生
見学先
みずしま資料交流館、鴨が辻展望台、亀島山など
概 要
水島の地域開発と、それに伴う公害の歴史、倉敷公害訴訟後の環境再生の取り組みについて学びます。鴨が辻または亀島山から、水島の街と隣接するコンビナートを眺望し、公害の被害と開発について考えます。