みずしま滞在型環境学習コンソーシアム

水島を学びのフィールドに

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。持続可能な開発を達成するためには、経済成長、社会的包摂、環境保護という3つの主要素を調和させることが不可欠であり、水島での学びは、SDGsにつながっています。

世界一の環境学習のまち・みずしまを目指して

水島は開発による「近代が凝縮したまち」です。みずしま滞在型環境学習コンソーシアムは、水島地域の資源や要素を活かした、新しい学びのしくみをつくります。

新しい学びのしくみ

  • 多様な主体が集まって、未来をつくる機会や場をつくること
  • 地域の内外から人々が集い、特に若い世代が集まる機会や場をつくること

そのことを通じて、末長く住み続けたい「みずしまスタイル」の暮らしがつくられることを目指します。

大学生・社会人の教育旅行・研修に

水島では、レクチャーと体験、参加型の学びによって、以下のような力を養うことができます。

  • 問題の背景に対する理解
  • 多面的で総合的なものの見方、価値観
  • 課題を発見し、解決のための方法を自分で考える力

一人ひとりの心に届く体験とともに、「持続可能な開発のための教育 (Education for Sustainable Development:ESD)として、多くの学びを得ることができます。また、PBL(課題解決型学習)の実践ともいえます。ぜひ、水島にお越し下さい。

岡山県倉敷市水島地域の紹介

水島は、日本の歴史の中で重要な役割を果たしてきた土地です。明治・大正時代には、高梁川の改修が行われ、アジア・太平洋戦争中には軍需工場が進出しました。戦後には、地域開発が進み、水島港の開発と埋め立てによって水島臨海工業地帯(水島コンビナート)が形成されました。この地域は、新産業都市として発展し、岡山県を農業県から工業県へと変貌させる原動力となりました。
さらに、水島では空襲や公害なども経験しており、様々な試練を乗り越えてきました。しかし、その歴史的な経緯から、開発と環境保全の足跡をたどることができる貴重な場所となっています。水島は近代の息吹が凝縮された街であり、その歴史を通じて、地域の発展や変化を垣間見ることができるでしょう。

水島だから学べること

「持続可能な開発目標」(SDGs)とは、2015年9月の国連サミットで決められた、2030年までによりよい世界をめざすための国際目標です。「持続可能」とは、環境などが健全な状態に維持されることであり、そのためによりよい社会発展や開発のあり方が模索されているのです。

水島は過去のさまざまな時代の開発を経験してきた場所です。水島には、「経済」「社会」「環境」の関係について深く考えさせられる素材が豊富に揃っています。「持続可能な開発」を実現するためには、これらの要素をバランスよく考慮し、総合的な視点から取り組むことが不可欠です。

近代の開発には、良い面と悪い面の両方が存在します。例えば、明治末~大正期の高梁川の河川改修は、水害を軽減する目的で行われましたが、他方で、2018年の西日本豪雨における真備の水害の遠因をつくったともいわれます。廃川となった旧東高梁川には水島の街が築かれ、地先には軍需工場がつくられました。空襲を避けるために建設された亀島山地下工場は、岡山県最大級の戦争遺跡となっています。軍需工場は空襲を受けましたが、戦後の水島臨海工業地帯の基盤にもなりました。工場建設は地域経済の成長をもたらしましたが、他方で公害問題を引き起こしました。その対策として、環境監視センターも設置されています。こうした地域開発の両面を見ることで、物事を多角的に考える視点を養うことができます。

研修エリア

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